自分の身を守る〜偽のプロフィールを作っておこう
初出勤の前にもうひとつ準備しておきたいことがあります。
それは、もう一人の自分を作っておく、ということです。
風俗の仕事でお客様と接していると、プライベートな事をいろいろと聞かれます。
「どこに住んでるの?」「どうしてこの仕事をしてるの?」「彼氏はいるの?」などさまざまです。
単なる興味本位で聞かれることもあるでしょうが、中にはあなたの私生活に入り込みたいと狙っている輩もいるかもしれません。
風俗という人にはなかなか言えない仕事をしている手前、風俗の仕事をしていることを知っている人物に私生活を知られるのはかなり怖いことです。
ですから、当然のことですがどんなに親しくなったお客様にも自分の本当のプライベートを話すのは厳禁です。
ただ、お客様との会話で全て「秘密です」「言えません」とばかり返すのは、お客様に自分のことを警戒していると思われかねません。
そこで、プライベートな事を聞かれた時のためにニセモノのプロフィールをあらかじめ作っておくのです。
偽の本名、住んでいる街、どんな仕事をしてきたか、何のためにこの仕事を始めたか・・・。
彼氏や夫も、いることにしておいた方が後々面倒なことに巻き込まれなくてすむかもしれません。
あらかじめ作らなくても、その時に思いついたウソを言っておけばいいと思われるかもしれませんが、お客様同士が実はどこで繋がっているか分かりません。
「知り合いは○○って言ってたけど、この子の言ってることと違う」と思われるのは厄介です。
誰に聞かれても同じ「ウソ」が言えるように、事前に考えておくといざ聞かれた時に慌てることがありません。
また、何度も指名してくれるようなお客様と親しくなってくると、時々「連絡先を教えてくれ」と言われることがあります。
できれば、教えることは避けましょう。
プライベートな連絡先を知ったお客様からお店を通さずに会おうと持ちかけられたりすると、お店に迷惑を掛けることに繋がりかねませんし
予期せぬトラブルに巻き込まれる可能性も高まります。
「お店に禁止されてますので」と言えばそれ以上は強要されないはずですが、どうしても、というしつこいお客様のために事前にパソコンで無料のメールアドレスを取得して「捨てアド」を作っておいてお客様に教えると、その場を逃れられるかもしれません。
携帯のメールアドレスはいくらでも変えられるのでまだ安全ですが、電話番号は簡単に変えることができず、日常生活に支障が出ることにもなりかねないので、電話番号だけは絶対に教えないようにしましょう。
なかなか人に言えない仕事です。
それ故に、自分の身を守れるのは自分だけ、ということにつながります。
プライベートの流出は自分を危険にさらすということをしっかり覚えておきましょう。